妖怪&幽霊の浮世絵を一挙公開する展覧会、東京・太田記念美術館で – 歌川国芳や月岡芳年の名品が一堂に

展覧会「浮世絵お化け屋敷」が、東京・原宿の太田記念美術館にて、2024年8月3日(土)あら9月29日(日)まで開催される。

目次

幽霊&妖怪を描いた浮世絵が一堂に

歌川国芳 《相馬の古内裏》 個人蔵 [後期展示]
歌川国芳 《相馬の古内裏》 個人蔵 [後期展示]

「浮世絵お化け屋敷」展は、妖怪や幽霊を描いた浮世絵に着目する展覧会だ。歌川国芳の代表作《相馬の古内裏》を筆頭に、歌川国貞や月岡芳年といった浮世絵師が手がけた作品約170点を紹介する。会期中、前期・後期で全点の作品を展示替えする予定となっている。

浮世絵の名品や“ユーモラス”な妖怪を描いた作品

月岡芳年 《新形三十六怪撰 おもゐつつら》 個人蔵 [前期展示]
月岡芳年 《新形三十六怪撰 おもゐつつら》 個人蔵 [前期展示]

会場では、国芳の《相馬の古内裏》や《源頼光公館土蜘作妖怪図》、芳年の《新形三十六怪撰 おもゐつつら》など、浮世絵の名品を一挙公開。また、踊る猫又、人間のような表情をした河童、不思議な形の妖怪など、怖いだけではなくユーモラスな妖怪の姿も紹介する。

初公開の新収蔵作品も

歌川国芳 《当三升四谷聞書》 太田記念美術館蔵 [後期展示]
歌川国芳 《当三升四谷聞書》 太田記念美術館蔵 [後期展示]

また、新たに太田記念美術館に収蔵された作品から、38点を初公開。同館では、これまでにも妖怪や幽霊を題材とした浮世絵を紹介してきたものの、本展では、歌川国芳の《当三升四谷聞書》など、新たな作品を目にすることができる機会となる。

展覧会概要

展覧会「浮世絵お化け屋敷」
会期:2024年8月3日(土)〜9月29日(日) 前後期で全点展示替え
[前期 8月3日(土)〜9月1日(日) / 後期 9月6日(金)〜29日(日)]
会場:太田記念美術館
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
開館時間:10:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:8月5日(月)・13日(火)・19日(月)・26日(月)、9月2日(月)〜5日(木)・9日(月)・17日(火)・24日(火)
入館料:一般 1,200円、高校・大学生 800円、中学生以下 無料
※リピーター割引:会期中2回目以降の鑑賞者は、半券の提示により200円割引(割引の併用不可)

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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